1983年に発売されたFT-757は、ベストセラーとなり、1987年頃にⅡが出て、
足掛け10年近く販売された昔を代表するHF機。
対して、現代を代表する機種といえば、7300であり、991だとすると、
この2つには大きな違いが見えてきて面白い。
まず、FT-757は前面パネルに何のボタンなのか、すべて書いてある。
そして、動作中はボタンが押し込まれ、動作を解除する元に戻るという、
誰でも分かる形になっている。
二軸のツマミも、それぞれが独立して調整できる。
対して7300や991は、多くの操作をメニューから階層に従って行うように
なっている。
ボタンやツマミの代わりに液晶が置かれて、タッチパネルになっていて、
全てが1ボタン1機能のようにはならない。その分多機能を売り物にしている。
ところで、757と共通する操作体系を持つ現代の無線機がある。
それが高級機とよばれる7851や、TS-990、そしてDX9000である。
たくさんのツマミがついていて独立で操作できる。
直接的操作がどれだけできるかを基準にしたら、もしかしたら757も高級機の
仲間入りかもしれない。同時代のリグも同じくそう言えるかもしれない。
もっとも、何にしろ交信できれば良いわけだけど、私は80年代の無線機、
コンパクトなかわいい757が好きだ。
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