消防・救急無線がデジタル化して、もうすぐ4年。 タクシー無線やマスコミ無線もデジタル化やIP化が進んでいる。 今、アナログの受信機で聞こえるものといえば、国際VHFやエアバンド、一般業務と、簡易無線や特小などになる。 消防無線や救急無線がアナログで受信できていたころと比べれば、価値はどれぐらい下がっただろうか。 私は半分以下だと思う。これは受信していて思う。やっぱり3年前の半分ぐらいに 失われていると感じる。 つまり、例えばIC-R6は定価で26000円弱だから、その半分の13000円。 大体3割引きぐらいで売られているだろうから、9000円から1万円ぐらい。 新品でもIC-R6の価値というのはマックスで考えて1万円ぐらいだと思う。 一方、SDRを使えば800円+アルファでできてしまう。 だから、受信機市場というのはもう消えてなくなる方向なのは致し方ないと思う。 4SFKを受信できる受信機や、すでにD-STARやC4FMのAMBEコーデックが搭載されている無線機に4FSKを受信できる機能追加したとしたら、どうだろう。 この場合で2割り増しぐらい。つまり7割ぐらいに回復すると思う。 もちろんAMBEを受信できるという部分をチップ追加費用とし、5000円ぐらいと見積もる。 すると、元の19000-20000円という所に落ち着く。 IC-R30は定価が8万円もする。8万円なら大型テレビが買えてしまう金額だ。 そこまでの価値はない。やはり、IC-R6と同程度の定価ぐらいが限界だろう。 IC-R6に4FSKの受信機能を入れ、かつワイドFMやAMなど、放送に対しても思い切った強化する。例えばステレオ受信できるようにするとか受信レベルがdBμで表示できるようにするとかだ。いまのIC-R6がとても弱いFM放送に対するフィルタも強化が必要。 そのような改良をして、令和時代のデジタルに対応した受信機を作れるかどうか それが、受信機市場が起き残れるかどうかの分かれ目である。